retouch標準アニメシーケンス
概要
retouch標準アニメシーケンスは、全て半角文字記述し、A〜Zでパターンデータをピリオドでウェイトを表現します。
パターンが26パターンを超える場合はセクションを利用します。
retouch標準アニメシーケンスは、単純な目パチや口パクだけでなく、チップアニメーションの演出なども可能なように設計されているため、位置情報を制御する記述も含まれています。 また、作成時にループじゃないことを明示的に指定しない限り、全体ループするシーケンスとして作成されます。
凡例
以下の凡例内にある、小文字のnおよびx, yは省略できません。
A〜Z アルファベット番目のパターンを表示します。Aがパターン0。Zが25です。
ピリオド 単位時間のウェイトを意味します。標準では、約50msです。
n[] 部分ループを表します。ネスト可。nは[]内の実行回数で、0は無限ループになります。
(x,y) 表示座標指定を表します。x, yはアニメーションエリアの左上を0,0とした相対座標系です。
{x,y} 表示座標の増分指定を表します。x,yは現在の位置に加える増分指定です。
<n> セクションを指定します。nはセクション番号。デフォルトでシーケンスAが表示するパターンは0ですが、セクション番号が2番なら、パターン52を表示するようになります。
#n(...) ユーザー定義コマンド。nの値はシーケンスを利用するクラスにより決定され、音を鳴らしたりレイヤーの透明度を変更したり様々なことを行います。
sketch / ExHIBITでは、アニメーションエリアを用いた座標移動を含むチップアニメーションはほとんど用いられません。 必要ができたら別途解説しますのでご連絡下さい。
具体例1 3パターンのパートループを含む複雑な例
A..C..B..A..40[...]2[A..C..B..]A.16[.].A..C..B..A..30[....].A..C..B..A..16[.]2[A..C..B..]A.40[....]...
具体例2 28パターンの例
先頭はセクション0、最後はセクション1の場合、ループしてもセクション番号は初期化されません。 そのため、先頭にセクション0指定を入れておくと良いでしょう。
A.B.C....<1>A.B.C.
とすると、2周目の先頭のAはセクション1のA、つまりパターン26を表示します
<0>A.B.C....<1>A.B.C.
とすることで、正常に表示されます。これはパートループ[]でも同様です。