実行には3つの画像データとアイコンが必要です。標準的なマスター作成手順は次の通りです。
1.インストーラー用のリソースを作成する。
menu.gyu
install.gyu
uninstall.gyu
game.ico 32x32 256色のデータがあらゆる環境に表示できるため一般的です。
2.リリース処理を行い、リリース版を作成する。
3.作成したリリース版でデバッグする。
存在しないファイルが見つかったら、メモしておく。メモは後ほどお送り下さい。リリース処理の改善に利用されます。
4.デバッグが終了したら、アーカイブする。
インストーラー.アーカイブファイルの作り方.txt 参照。
今、仮に900MBのデータを圧縮したdata0000.cab と、400MBのデータを圧縮したdata0001.cab が出来たとします。
5.productフォルダに、ver.1.00 フォルダを作成し、必要なファイルをコピーする。
4で作成したcabの例に準じた場合フォルダ内は次のファイルになります。
autorun.inf OSの自動実行用ファイル。
courier.exe インストーラー本体
courier_i.exe アンインストーラー本体
courier.install インストール定義ファイル
data0000.cab ゲーム本体
data0001.cab 同上。4の例では2つ出来たので2つありますが、個数は不定です。
game.ico ゲームのアイコン。ExHIBIT.exeに定義したアイコンで構いません。DVD表示時のアイコンになります。
install.gyu インストール時に利用する画像
menu.gyu メニュー表示時に利用する画像
uninstall.gyu アンインストール時に利用する画像
6.courier.install をテキストエディタで適切に設定する
設定方法はこちらをご覧下さい。
なお、上記の例だと、install.archive系の設定は
install.archives=2
install.archive.0=900
install.archive.1=400
となります。圧縮前のサイズをMB単位で指定するところがポイントです。
7.courier.exe を実行してインストールをテストしてください。
アンインストールはメニュー、またはOSのコントロールパネルから行います。
8.すべてのチェックが終了して、ver.1.00フォルダの中身をディスクに焼けばマスターの完成です。
もちろん、「必ず」焼いたディスクでインストールして実行してみてください。