マジックブリットの詳細と作成
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§リソースの作成
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■チュートリアル:マジックブリットの詳細と作成
このチュートリアルでは、まずマジックブリットの詳細を学んだ後、実際にマジックブリットを作成します。
類似のチュートリアルに、「サブルーチン」「共有ライブラリ」「マクロ」がありますので、そちらもご覧下さい。
それぞれの違いについては「演出の再利用」をご覧下さい。
 
■概要
マジックブリット(以下MB)は、拡張子.mbtのファイルで、可搬性の高いマクロだと考えて構いません。ただし、マクロとは次の2点が異なります。
1. ひとつひとつのMBが、.mbt と言う拡張子を持ったファイルになります。つまり自分の環境で作成したMBを、メール等に添付して他人に送ることが出来ます。受け取った人は、適当な演出ビューに、MBをドロップすることで、そのコードを展開することが出来ます。
例えば、一連の説明が面倒な処理をMBで保存して、プログラマに渡すことで、意図した通りの動作を組み込むことが出来ます。また、あなたが作成したカッコイイ処理をそのままMBで公開するといったことも可能です。RSDでも同様のことが出来ますが、RSDが 1ノードの情報になってしまうのに比べてMBは部品ですから、より柔軟に取り扱えます。
2. mbtファイル内に変数を10個まで埋め込むことが出来ます。
マクロでは、レイヤーIDの40番を利用した処理は、展開しても40番を使用しますが、MBで変数指定を使えば、展開の際にこの番号を入力できるようになります。
 
■マジックブリットの種類
マジックブリットには、グローバルなものローカルなものの2種類があります。これらの区別は便宜上のもので、データフォーマット自体は同じです。違いは格納場所です。
グローバルなMBは、sketch.exeのあるフォルダにある、magic-bullet フォルダに格納されています。グループ指定がある場合は、このフォルダの下にグループ名のフォルダが作られ、さらにその下に格納されています。
そのため、このsketch.exeを使う全てのプロジェクトから等しく参照できます。

ローカルなMBは、あなたが作成したプロジェクトフォルダの下にある、ide/data/mbt フォルダの下に作成されます。こちらも、グループ指定がある場合は、このフォルダの下に、グループ名のフォルダが作られ、さらにその下に格納されます。sketchで作成するMBは全てローカルになります。
グローバルなものが作りたい場合は、ローカルのフォルダから、グローバルのフォルダへ単にコピーするだけでOKです。
 
■マジックブリットの作成
実行に右クリックメニューの「マクロ処理(M)」−「選択部分をMagic-(B)ulletとして保存」を使うこと以外は、マクロの作成と全く同じです。そちらを参照して下さい。
マクロと違って、その名称がそのままmbtファイルのファイル名に使用されます。そのため、ファイル名に使用出来ない文字は、名前に使用できません
名称はそのままMBの選択時に表示されます。従って、なるべく機能を要約した名称にして下さい。
 
■マジックブリットの利用
演出エディタの右ペインでMBを挿入したい行を選択した後、右クリックメニューの「マクロ処理(M)」−「(M)agic-Bulletの挿入」を実行してください。
具体的な挿入事例は「新しいプロジェクトの作成」の、「3.UIの設定」部分にあります。
MB一覧で、GLBはグローバルを、LOCはローカルを表します。
MBは、演出ビューの展開したい場所に.mbtファイルをドロップしても、展開することができます。
  どのような方法で展開しても、変数指定がある場合はダイアログが開き変数の入力が要求されます。 変数指定がない場合は、マクロと同じようにそのまま展開され、指定した行に挿入されます。
 
■変数の埋め込みについて
現時点ではエディタが作られていないため、.mbtを直接テキストエディタで編集しなければなりません。
詳細は、「MagicBulletへの変数埋め込み」を参照して下さい。